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モンテッソーリの数教育①。

幼稚園のサマースクールも終わり、小学校のプール登校も終わり、いよいよ本格的な夏休み本番です。


母も夏休みを精一杯楽しもう!


さて、今日はモンテッソーリ教育の数教育のお話しをしようかと思います。


常々マリア・モンテッソーリは子どもたちの使う「教具」に「数学的な配慮がなされている事」と、言っていたそうです。


それほど、モンテッソーリ教育では「数の概念」をしっかりさせる教具がたくさんあり、モンテッソーリが重視した「感覚を刺激する教具」の次に数学的な教具が多いのではないでしょうか?


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これは、我が家の手作り教具です。


モンテッソーリ教育の「つむ棒」という教具を我が家流にアレンジしたもので、数のカードと製菓コーナーなどで売られている「アイスの棒」を組み合わせて私が作ったものです。


これだけを見ると、一見ただの「知育教材」にしか見えません。


でも私は、これはモンテッソーリ教育唯一のものであり、通販などで「モンテッソーリ教育のおもちゃ」などと謳われている数教育のおもちゃとは、決定的に違う箇所が一箇所あります。


皆さん、おわかりでしょうか?


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こんな数字教育。私立の幼稚園では取り入れているところも多いかと思います。


1と書いてあるところに、1本の棒を置く。2と書いてあるところに2本の棒を置く。


少なくとも、1年生くらいになればどんな子でもできるでしょう。


でも、ひとつ。たったひとつ。ただの数教育とは違う箇所があります。


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それは「0」があるということです。


この「0」。ゼロという状態は「何もない状態」を表す。4歳くらいにもなれば、口では「0は何もない」と言えます。それは、大人が教えるからです。


でも実際に「0」を目にした時、そこに「何も置かない」を迷わず選択する4歳児はあまりいません。


この時に子どもははじめて、「0の概念」と出会います。「0」というのは「何もない状態である」ということを実体験として身につけるのです。


この「0の概念」があるかないかで、後の数との関わり方が完全に変わって来ます。正の数負の数なんて言われるより、よっぽど頭に入っているので、数に対しての取り組み方が違う。


更に、学習障がいのある子でもこの「0」の概念を教えると、その後の算数の理解度が増すと聞いたことがあります。


我が家に来る子どもたちも、この「0」の概念を習得すると、とたんに数に対しての興味が貪欲になります。


本来は障がいのある子どもからはじまったモンテッソーリ教育は、本当に奥が深く、また素晴らしい教育法です。


でも、何度も言いますがこの教育法は「頭のいい子ども」を育てるものではありません。


水たまりに何度も足を入れる子どもを、小さなありをいつまでも見続ける子どもを、「小さな科学者」とマリア・モンテッソーリが目を細めて見つめた100年以上前。


「無駄なことだ」「汚いことだ」と言う前に、「何故子どもはこんなことをするのだろう?」と立ち止って考えて見てください。


夢中になること、集中することで、「人格ごと育とう」とする。それが子どもです。


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長男の懇談で担任の先生がおっしゃって下さった一言「クラスにこんな子が1人いてくれると、教師として非常に助かります」。


もう実際母親として「え?うちの子が?」です(笑)。家では余りにグダグダで、ダラダラで、1番泣き虫なんですから(笑)。


でも「良くなろう」「良い人間になろう」としてくれているのだと、私は凄く嬉しかったのです。


勉強でもスポーツでもなく、「人としての成長」を促すのがモンテッソーリ教育。そして、それが「世界の平和」へと繋がる。


正に、モンテッソーリ教育は「平和教育」。マリア・モンテッソーリ自身が常に口にしていたそうです。


私も未来の大人たちに、「平和を自らの手で生み出す人」になって欲しいなぁと、微力ながら思っています。


by maria_ouchi0815 | 2017-07-28 04:46 | おうちでモンテッソーリ