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少年野球で考える「うさぎとかめ」。

長男が小学校1年生になり、幼稚園からの仲良しさんとはじめた少年野球。


小さな小さなチームなのですが、監督が素晴らしく、一人ひとりの個性をきちんと見極め、その子に合った指導をしてくれるのが魅力的なチームです。


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先日、監督がこんなことをおっしゃいました。


「R(長男)とE(お友達)は、うさぎとかめやなぁ。」


なるほどなぁ。ずばりと言い当てたその言葉が、あまりにその通り過ぎて、妙に納得。


「華々しく目立つのはRやけど、その隣でコツコツと堅実なプレーをするのはE。この2人は面白いわ!楽しみや。」とおっしゃってくださって、またまた納得。


それくらい、誰が見ても対照的な2人。いつもいつも、うちの長男に譲ってくれる、優しいEくんは、一見大人しいのですが、長男がメラメラ燃える炎だとしたら、Eくんは静かに燃える青い炎といったところ。


ゆっくりだけど確実に階段を登って行く、堅実な凄さを持っているEくん。


私も、この2人が野球というスポーツを通して、どんな風に成長するのか、とっても楽しみです。


そこで、うさぎとかめ。


少年野球で考える「うさぎとかめ」。_d0362322_21222756.jpeg


このお話を知らない人は殆どいらっしゃいませんよね?


うさぎとかめが競争し、うさぎが勝つと思いきや、手を抜いたうさぎをかめが追い抜いてゴールするという、ややもすると、説教くさいお話。


でも、これ、説教くさい話だけで終わらせては勿体ない。勝負の本質をあぶり出した、物凄くよく出来たお話なんですよね。実は。


なぜ、のろまなかめが勝てたのだろう?
なぜ、速いはずのうさぎが負けたのだろう?


皆さまは、なぜだと思いますか?


それは、見ていた対象が違うからです。


うさぎはかめを見ていた。
かめはゴールを見ていた。


この違いが、結果となって現れた、とても面白い昔話。


でもこれ、実は私たちもやりがちですよね。


競争ではないのに、ついつい他人を見て行動してしまうこと。
他の人より、少し優位ならなんだか安心してしまう気持ち。


でも、本当にやるべきことは「目的を見続けること。」


反省を込めて、自分を見つめ直すことができました。そんな素晴らしい監督に出会えたのも、長男の人生の宝となるはずです。彼は本当に指導者に恵まれて、幸せだと思います。


子ども自身の個性を潰さず、そのままを見てくれる先生や監督。


どんな世の中になろうと、人は人と交わらなければ豊かに生きていけないということを、子どもたちには知って欲しいと思います。






by maria_ouchi0815 | 2017-11-12 06:05 | 少年野球